※本編は、イベントの後半に行われたワークショップ・ピッチ・交流会を中心にまとめております。前編である講義「キャリア・アントレプレナーシップ」もぜひご覧ください。
↓前編はこちら
参加者はグループワーク形式で以下ワークショップテーマについて議論しました。
ワークショップテーマ
①Fact:これまでの半年の間に始めたアントレプレナーシップを発揮した活動
②Insite:これまでの半年間で得られたアントレプレナーシップに関する自分なりの知見や洞察
③Try:これから半年の間に始めたいアントレプレナーシップを必要とする活動
上記のテーマについて、まずは個人でまとめを行った後、3~5人のグループを編成し、自己紹介とともにグループワークが始まりました。
各チームでは、さまざまな領域に興味を持つ学生同士が和やかな雰囲気で交流を深めていました。
そこでは、2023年12月の馬田先生の講義を振り返る話題や、そこで学んだ内容が役立ち、資金調達や仲間集めに成功した例、この半年で取り組んできたことを今後の半年で拡大させていきたい話等が展開されていました。
続いて、全体に共有したい「これからやりたいこと」と「Ask」をまとめた1分での発表に向けてのグループワークが行われました。
そこでは、自分たちの活動をMust・Can・Willのフレームワークで順番に整理をするチームや、今後の取り組みを深化と探索の2軸でブラッシュアップしていくチームの様子等がみられ、この講義で扱われた内容をさっそく活用して議論を進めようとする姿勢が印象的でした。
各チーム代表1名によるピッチ発表が行われました。
1チーム目
医療サービスの開発、政策提案、大学広報等を行ってきた人の集まったチームでした。今後はプラットフォーム開発を目指す大学生や起業を目指す高校生等がいました。
2チーム目
この半年間での活動は、500人の社長にあった、インドに行った、新規サイトの立ち上げ、等が挙がりました。Insiteとしては、日本の強みがわかった、自分のやるべきことがわかった等の意見が出ました。Tryとしては、深化と探索の2軸で活動を進めていきたいです。
3チーム目
この半年間での活動は、ビジコンに参加、ゲーム理論を制作へ、薬学×データ分析等でした。共有したいことは、Must・Can・Willの順で取り組んだ人とWillから始まった人がどちらも存在し、人によってスタイルは色々、自分はどっちにあっているのかはスタイルを変えて良いという結論になった。
4チーム目
関西万博アイデアソン、物流の新規事業等やってきた。長期的に何が生きるのかを強みを通して考えることが大事と思った。強みを可能性として活かして、AIの新規事業やアイデア発想や地方創生等に活かす人やこれから強みを探す人もいた。
5チーム目
やってきたことは、学んできたことのマインドを持って、インターンやビジコンに参加等してきた。興味のあることに突っ走る傾向があるので、自分の欲望に忠実になること、素直になるように行動していきたい。今後については各々の興味のある領域で、願望を叶えていきたい。
6チーム目
Mustが多かった。周りの環境の中でアントレプレナーシップを通じて、課題解決の手法として現状理解と他人への説明と仮説検証を繰り返して人を巻き込んでいった。現状を進めていきたい。
7チーム目
チームビルディングをテーマに話した。研究や事業の組織の中で、横のつながり、仲間が重要である。身内で考えたことと、受け手の考え方は異なるの等の気づきがあった。外部ももっと巻き込んでいきたい。
8チーム目(オンライン)
卒業研究する人や院進する人、研究で学んだこととアントレプレナーシップは似ているので活かせると思う。ベトナムとかで活動する中で工科大を見つけたり、地方創生の能登半島地震の課題解決でアントレプレナーシップ活かせるということだったり、これからフレームワーク等も活かして取り組んでいきたい。
【学生希望者によるピッチ】以下一部抜粋
12名の学生たちが自らの興味や仲間集めに向けた発表を行い、フィードバックを受けるセッションが行われました。
1人目
政治家を目指して活動してきた高校3年生です。政治に声を上げづらい現状を変えたい。政治参加を改善したいと思っています。すれ違い通信で仲間と出会える活動をしていきたいので、インスタや名刺交換してください。政治に関心があれば声かけてください。
2人目
企業とか経営のインカレを持っています。大学生はお金のない反面、熱量はあると思うので、僕が案件を持ってきて、地方創生等支援していきたい。興味ある人は声かけてください。
4人目(オンライン)
教育面で0歳から12歳に向けて、自分のように考えて行動する人を増やしたい。教育面の興味のある方と繋がりたいです。
5人目
社会人を経て博士課程所属です。心理療法を生かした事業をしていて、心理的安全性を生かした企業風土コンサルをしている。医療文脈では困った人にしかアプローチできないので、一般の人にヘルスケアについて知ってほしいです。
6人目
東大工学部4年です。ディープテックに興味があって、素材とかの分野に興味のある人近くにいれば紹介してほしいです。みかん愛好会もやっているので、みかん好きな人話しかけてください。
7人目
お母さんの味を再現できるプラットフォームをオンライン上で展開したいです。空間デザインの勉強をしているので、おすすめのカフェ等あれば教えてください。
11人目
大学3年です。キャリアコンサルタントと経営者のマッチングプラットフォームを考えています。SNSのこと詳しくないので、ウェブマーケティングに詳しい方と話したいです。
12人目
Will的なところで、バイオミニクリー等色んなアプローチで世界に昆虫の魅力を伝えたいです。レアルソシエダのファンコミュニティに関わっているので、サッカーに興味ある人話ししましょう。
【馬田先生よりラップアップのお言葉】
12月のイベントだけではなく再度ここに集まってきた方々は、非常にやる気のある方々だと思います。この後はお互いに刺激しあうために、ぜひ交流にしてください。やりたいことがあるのなら、自分のその仮説を正解にしようとしてみてください。アントレプレナーシップを持つみなさんが社会をより前に進めていただければと思います。
【交流会】
プログラム終了後、交流会の時間を設けました。参加者同士で活発な交流が行われ、馬田先生のもとに積極的に質問に行く学生さんも多く見受けられ、有意義な時間となりました。